勇者杯デッキ所感(後半)
とりあえず残りのデッキについて、続きを早速やっていきます。
4.アンルシアゼシカ
あまりにテーマ内の冒険者が弱く、そのためアンルシアの進行にムラがあり、魔導召喚等の存在からそのムラが勝率に直結する、巷でも運寄りデッキの評価。しかし、軽量冒険者を引いた際は他の追随を許さないデッキパワー...ということになっています。
ただ個人的にはこの評価、あまり腑に落ちてません。というのも、調整の感触ではレッテリ等には別に冒険者を引く引かないがそこまで響くイメージがなかったからです。どちらかというと魔術師とメラやイオといった除去の枚数が勝ち負けの要因になるイメージでした。
しかしここまでなら、逆に冒険者のムラはそこまで重要ではなくアベレージが出るデッキとして持ち込めるのでは...僕もデッキ登録3日前までそう思いながら試してました。
問題はレッテリアンアリに続くtier1デッキ、アンルシアリッカでした。
まず軽量冒険者を引く、所謂ゼシカ側の上振れが発生しないとゲームになりません。盤面を徐々にとられてドンドコドンでゲームオーバー。そして、ゼシカ側の上振れが発生した試合は、リッカ側にも精度の高いプレイが要求されますが、5分程度で普通にコンシード(俗語でデッキのカードがなくなるまで耐えきること)されます。
魔導召喚は簡単には返せませんが、先に盤面を構築+痛み分け or 2ターン計画で処理して回復でゼシカの火力圏外まで逃げきれます。
僕自身のプレイに問題があったのかもしれませんが、上振れないと対等に戦わせてもらえない相手がtier1にいる時点で選択肢から外れました。(ただテリアリリッカ以外で一番可能性を感じたデッキでもあり、決勝大会でも姿を見せたのは納得です)
5.エイトピサロ
アンルシアリッカを刺す役割で、シェア的には環境4番手に位置してそうなデッキ。
テリアリのアグロムーブにはガン不利をとりますが、リッカには結婚によるリソースやモグラのバースト力で有利をとります。
このデッキも仁王立ち等でテリアリへの不利を縮められたら行けると思い、序盤試しました。
しかし、ここでばら選手気付く! 仁王立ちの枚数あんま関係ないと。
簡単にまとめると、仁王立ちで時間稼ごうがテリアリ(特にテリーがミッドレンジに寄ったのが大きい)はその上から盤面で戦ってくるので、どっかでエイピ側が圧力をかける必要があるんですよね。
結局は仁王立ちは重要ではなく、エイトレベル2からの中盤戦でどれだけホークブリザード等で相手にとっての脅威を用意できるかでした。そういう意味ではメガトンケイルは相手に対する脅威として有効に働きます。
結局、寄せる寄せないに関わらず、エイピはテリアリには不利ですちゃんちゃんで諦めました。あと、高橋消滅に伴いメタ対象のアンククがさらっと消えたのもデカイです...。
ただこれは自分が見せデッキの存在を嫌ったからであり、勇者杯では見せデッキとしてエイピを持ってくるのはありだと思います。(事実勇者になったカクさんはエイピ持ち込みです。選出ゼロですが...)
追記
上記のような考えなので、僕はエイピを持ってくならカクさんのリストが役割遂行を確実にこなせそうで一番好みです。
6.アンルシアククール
高橋が消えて最大のメタ対象が消え去り、個人的にテリーも有利取れないと思ってるので、選択肢になり得ませんでした。
まずグレイナル以外でロングゲームに強く出れるカードがないとやってけないイメージです。
7.ミネア色々
練習時間が少なく、例え可能性があっても練度が足らないと思い中盤で触らず諦めました。
多分、無理だったんじゃないかなー思います。
以上、いかがだったでしょうか。
結構辛口評価をしたデッキタイプもありますが、当日のプレイも選んだデッキの枠は超えれません。そういった部分では、カードゲームはデッキ選択が非常に重要です。
そこら辺に苦手意識がある人は、遠慮せずにバンバン人に聞くのがいいと思います。これは経験で埋める部分だと思いますので。自分もtier1を好み始めたのは6年ぐらいカードゲームやってからですし(てか最初やってた遊戯王の環境デッキ値段が高過ぎる...)。
とりあえずばらの勇者杯のデッキ所感はここまでです。個人的にノーヒーローアリーナ以外はデッキ評価が適切だった環境で、それ故にノーヒーローアリーナに仕留められたのはカードゲームの奥深さを感じます。
第8弾環境ではオフライン予選からの参加となりますが、今回同様環境読みをしっかりやって、頑張りたいと思います。
質問等ありましたら、TwitterのリプやDM、配信等で遠慮せず質問してください!
それではまた8弾環境でお会いしましょう〜